お腹の冷え性は不妊には大敵です!
体の各部分の温度を測定すると、心臓から遠ざかるほど温度は低くなるのが普通です。
ところが、不妊の人の温度をはかると、おなか(胃のあたり)の温度が下腹部よりも低いことが多いのです、これは女性だけでなく、不妊の男性にも見られる傾向です。
お腹が冷えていると、女性では子宮や卵巣の機能が低下し、ひいては婦人科系の疾患を引き起こし不妊症になることに。
男性も生殖機能が低下するとともに、精力減退をもたらします。
男性の冷えは意外に思われるかもしれませんが、最近は多く見られる傾向にあります。
夫婦で冷え性を遠ざける治療を行うことで、妊娠にいたった例も数多く聞かれています。
お腹を夫婦であたためましょう
おなかをあたためることは、冷え性を感じていなくても、不妊の人にとって最もたいせつなことです。
男性のおなかの冷え性も不妊には大敵ですから、夫婦で一緒に内側と外側の両方からあたため、冷え性対策しましょう。
カイロをはるならココとココ
カイロをはる場所は、おへそがポイントです。おへその下に1枚、背中側からはさむようにもう1枚はってください。
片側だけでは効果がありません。必ず2枚ペアで貼ってください。
毛糸のパンツと腹巻でおなかをガード
毛糸のパンツと腹巻は、防寒に最適なアイテム。直接肌にふれるものなので、天然素材でできたものを選んでください。外出時、就寝時には必ずおなかをガード。
きついと血行を妨げ逆効果になるので、体を締めつけないものを。
半身浴
半身浴は 不妊の原因といわれる冷え性を改善してくれる有効な手段です。
また心身の疲れを癒してリラックスさせ、ストレスをやわらげる効果もあります。
夜遅く帰宅した日など、ついついシャワーだけでバスタイムを終わらせてしまうこともありますが、ここはぜひ、お湯につかってゆっくり過ごす時間を作るようにしましょう。
ただし熱いお湯につかるのは、心臓や内臓、血管に無理な負担をかけてしまう危険があります。
ぬるめのお湯に20~30分くらい時間をかけて、じっくりと身体の芯から温めることが大切です。
また肩までつかるとのぼせるの原因にもなるので、お湯の量はみぞおち(胸骨のすぐ下)までにどどめる半身浴にしましょう。
お風呂の中で何もしないでいると、20~30分はけっこう長く感じる時間です。
そこで本や雑誌、新聞などを読んだり、好きな音楽を流したりしながら、ゆったりと過ごせる工夫を考えてみてください。
また入浴剤やエッセンシャルオイルこを利用するのもよい方法です。
冬場で上半身が寒いと感じる場合は、肩にタオルをかけて冷えから守ります。
それでも寒い場合には追い焚きをしたり、熱いお湯を加えて温度を上昇させてもよいでしょう。
簡単アロマ活用法
アロマオイルには、女性ホルモンの働きを助けたり、自律神経のバランスを整えたり、血行をよくしたりといったさまざまな効果を持つものがあります。
特にクラリセージは婦人科疾患に幅広く用いられる精油で、体内で女性ホルモンの一つ「エストロゲン」と同じように働き、ホルモンバランスを整えるスクラレオールを含んでいます。
鎮静作用を発揮する酢酸リナリルも豊富に含んでいるのでストレスで緊張している心身をリラックスさせてくれます。
マッサージオイルとして直接下腹部にオイルを塗り、5~10分程度手のひらで円を描くようにマッサージしたり、バスタイムやリラックスタイムに芳香浴として吸入したり、ルームスプレーとして撒いたり、幅広い活用方法があります。
冷え性の人なら、血行をよくするアロマで足浴や半身浴をしたり、なかなかリラックスできないという人は、寝室に鎮静効果のあるアロマを焚いたり、日常生活の中で上手にアロマを取り入れましょう。
ホルモンバランスを整える
クラリセージ、ローズ、サイプレス、サンダルウッド
リラックスを促す
ラベンダー、スイートオレンジ、フランキンセンス
血行をよくする
クラリセージ、ローズマリー、ジンジャー
パートナーとの関係を楽しみやすくする
イランイラン、ローズ
電磁波に注意
電磁波は、自律神経に影響を与えるため、冷え性の原因に関係します。 そのため、長時間パソコンで仕事している人に冷え性を訴える人が多いものです。
そこで電磁波の影響を軽減してくれるのが、トルマリンや備長炭。 アルカリイオン水や梅干にも効果があるといわれています。
冷え性の改善